マッシュルームレクイエム

新橋からバスで赤坂アークヒルズ前で下車。サントリーホールでミュージサーカスを観てきました。ミュージサーカスとは、ミュージックとサーカスから作られたジョン・ケージの造語で、単独または同時に行われる独立した演奏・上演からなるマルチメディア・パフォーマンスなのだとか。
2時から始まっていたのですが着いたのは4時過ぎ。「トランスアクション」と題された作品（？）が上演されています。サントリーホールのエントランスでは珠寳の生け花、そして村治奏一のギター演奏。ブルーローズという小ホールに入ってみるとは宮田まゆみの笙の演奏、白井剛のダンス。様々なパフォーマンスが同時多発的に色々なところで行われています。これは楽しい。ピアノが自動演奏されています。杉本博司の「ファラデー・ケージ」という作品がバチバチ電光を放っています。大ホールでは芥川作曲賞選考演奏会が行われていたのですが、その演奏がリミックスされています。選考演奏会を見終わって帰る人達が立ち寄って観ていますがどう思ったのでしょうか。町田市立国際版画美術館からの中継映像などもスクリーンに映されています。
最後はマッシュルームレクイエム。同時刻に福島の四季の里で行われているフェスティバルFUKUSHIMA!のustream中継の映像がスクリーンに映し出され音が流れます。大友良英と坂本龍一が指揮をして演奏が展開されています。参加者が入れ替わりでその指揮に参加します。同じルールでサントリーホールでも同じルールで指揮と演奏が行われています。福島と東京の音が重なりあって凄いことになっています。面白かった。