ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

みなとみらい

横浜みなとみらい 出会うことのなかったピアソラとケージのために横浜みなとみらいへ。最近、作られた街は苦手だ。
みなとみらいホールへ行ってきました。「Just Composed 2012 in Yokohama 〜現代作曲家シリーズ〜 出会うことのなかったピアソラとケージのために」を観てきました。日曜日の午後です。日曜日の午後といえば笑点です。桂歌丸ではないのですが、アストル・ピアソラジョン・ケージという異端の音楽家が出会っていたらという、お題に答えるのは林家木久扇ではなくて大友良英です。
ピアノとプリペイド・ピアノ、サックス、アコーディオンの奏者、それを囲むように左にサインウェイヴのSachiko.M、右にギター、ターンテーブルを演奏する大友良英がいます。
ケージの譜面化された音楽とピアソラの音の断片を即興で繋ぎとめようかとする演奏とでもいいましょうか。クラシックを演奏するホールだしなとも思っていたのですが、軋むギター、ターンテーブルの歪んだ音色、鳴り響くサインウェイヴ、そしてアコーディオンを小突いたりとノイズ成分も思っていた以上にあります。ダブルオーケストラの時のように指揮をする大友良英の姿も見られました。
ピアソラの「孤独の歳月」を最初に譜面通りに、最後に即興で演奏していました。その辺りにヒントがあるのでしょうか。今後、どう発展していくのかが楽しみです。終演後、何故だか頭の中では笑点のテーマソングが鳴っています。
寄り道をして帰ったので笑点の放送は見られませんでした。