ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

BLANK MUSEUM

品川 原美術館休館中で奈良美智森村泰昌などの常設以外は何も展示していない原美術館で行われる「BLANK MUSEUM」に行ってきました。今日はLOOKING FOR THE SHEEP day1です。8月26日のLUCIFER NIGHTの灰野敬二ジム・オルークの演奏も無茶苦茶、聴きたかったんですけどね。
音楽、映像、パフォーマンスが原美術館の色々なところで繰り広げられるという企画。この美術館は、しばしば訪れることがありますが、中庭の芝生の上に寝転んだりとか、屋上に出てみたりとかする機会はないので、それが面白かったりもします。
今日も真夏日です。夏の暑さが苦手なへたれなのですが、日陰の芝生の上にいると時折、心地良い風も吹いてきたりなんかして、いい感じです。
演奏やパフォーマンスが行われる場所はその度に変わるため、適当に移動しながら見るという、ゆるっとした感じのものです。


品川 原美術館まずは中庭で、メガネとアンダーウェアによるポールダンス、そして日比谷カタンの弾き語りです。今までustでしか見たことのなかった日比谷カタンですが、超絶なギター、歌声、すっとぼけたMCを堪能いたしました。その後、ホナガヨウコ企画の元気ハツラツなパフォーマンスで中庭やら館内やら。
そして、JOJO広重山本精一の演奏。先週はHMV渋谷の非常階段での演奏というかなんというかを見ましたが、今日は原美術館です。ギター二人。響かせあいながら、徐々に徐々に轟音へと登っていきます。周りは蝉の声。轟音の共演です。
ゲストの穂高亜希子の澄んだ声も印象的です。バックコーラスというか、顔を真っ赤にしてアンプを通さず叫んでいたJOJO広重の姿もいい感じです。
東野祥子のパフォーマンスは先日、世田谷美術館の庭でも蚊に刺されながら見てきました。中原昌也が音楽に参加した日もあったのですが、それは見られませんでした。今日は中原昌也が参加しています。庭から館内へ。一階、二階、色んな場所でパフォーマンスが行われています。それにしても今日はノイズ率高いね。
夕暮れ。山川冬樹が心臓の鼓動音を響かせます。美術館の屋上では伊藤篤彦がオプトロンを演奏。明滅する光、ノイズ。せんがわJAZZ ARTで見た時は、真っ暗闇の中の光のフラッシュ、そして大音量で、これはやられるとか思いましたが、今日は、距離もあるし、音も小さめなので大丈夫です。でもおもろい。山川冬樹も屋上でホーミーとか馬頭琴とか演奏しております。
飴屋法水たちの演劇というかなんというか、音と映像の入り乱れるパフォーマンス。わけわかんなくていいです。
最後は原美術館の壁に映される迫田悠の映像と、勝井祐二のヴァイオリンの演奏です。幻想的な音と映像に、周りの秋の虫の音が混じり合うという、夏の終りを感じさせるものなのでした。
ゆるりと終わりゆく夏を思う、素晴らしい企画でした。とかいいつつ、終わる気のしない今年の夏です。