アルス
清澄白河で下車して丸八倉庫ビル。
大型の業務用エレベータで登って、小山登美夫ギャラリーで名知聡子「告白」展、シュウゴアーツで金氏徹平「Post-Something」展など。
深川江戸資料館の通りにある日吉屋という蕎麦屋の店頭にはビニール製の魔王のような人形が。こんなのも現代アートのように見えてきてしまいます。
歩いて東京都現代美術館。「MOTアニュアル2010」展と「サイバーアーツジャパン─アルスエレクトロニカの30年」展。
「MOTアニュアル2010」の塩保朋子の巨大な紙をカッターナイフで細かく切り込み重ねられるカッティング作品が光と戯れる様子には圧倒されます。
「サイバーアーツジャパン」は、メディア芸術の祭典「アルスエレクトロニカ」30周年を記念して組まれた特集企画だそうです。こちらでも明和電機。これまでの作品を時代を追って紹介されています。オタマトーン、鳴らしてきました。
色々ありますが、それぞれの作家の作品をじっくりと見てみたい気にはなります。顔見世興行としてはいいかもしれません。
葉っぱの形の紙が高いところから吹き出され、はらはらと落ちてくる仕掛けには子供たちだけでなく、みんな楽しんでいます。紙の裏表につむった目、開いた目が描かれていて、ひらりひらりと落ちてくると目が開いたり閉じたりしているように見えるのです。原始的な、でも永遠のメディアです。
ICCとかも行って、メディア芸術三昧とかもいいかもね。