ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

余韻

恵比寿のナディッフ森山大道。その後、フランス大使館旧館で行われているNo Man's Landに、またまた、行ってきました。以前、訪れた時とは展示が変わってたりします。中庭には8個のスピーカーが配され、サラウンドの音のインスタレーションがあります。鼻血の階段は赤く染められています。まだ作品作成中だとかで、こちらの階段は利用できません。意図していたのか、意図していなかったのか分かりませんが、どんどん壊されていっている作品もあります。
南麻布 フランス大使館旧庁舎 No man's land今日、フランス大使館旧館に訪れた目的は、別館で行われている芸大展「イキテルキオクマボロシノキオク」の企画、ENSEMBLES'09 休符だらけの音楽装置ー余韻GIGです。今年は原宿、高円寺、神田、浅草でENSEMBLES展関連の展示と言うか演奏と言うか、つまりは休符だらけの音楽装置を見てきました。今日はまさにその余韻を感じさせてくれるものでした。
大友良英が中庭や芸大の展示のある別館の中でギターを鳴らしています。時に穏やかに、そして轟音で。毛利悠子のアンテナやプリンタを使って音を奏でます。ピーという音を辿っていくと奥の展示の部屋ではSachiko Mがサイン波を鳴らしております。色々な場所で色々な音が鳴っています。
暗くなると大友良英が林の中で演奏を始めました。轟音もあります。大丈夫かなと思っていたら、大丈夫じゃなかったみたいで、フランス大使館側らしき人が入ってきました。フランス語混じりなので言っていることは分かりませんが、アンプに繋がっている電源コードを手に持って切ろうとしています。
割と近くにいたので、電源コードを切ろうとしたら阻止した方がいいのかな、でもそんなことしたら国際問題になるののだろうか、こんなことで国際問題ってのもなんだかだよなとか思っているうちに、妙な緊張感が空間を漂う中、演奏は終りました。