京浜ロックフェスティバル
京浜ロックフェスティバル2009に行ってきました。会場は東扇島東公園です。川崎駅からは路線バスに乗って行くことになります。夜光といういかした名前の街を抜け、バスの窓から見える工場の配管や専用鉄路に萌え、海底トンネルを抜けると扇島です。
到着したのは1時過ぎ。丁度、最初のスカンク兄弟の演奏が始まったところでした。今日、出演するのは、スカンク兄弟の他、KAZZ、グッドラックヘイワ、音羽信、有馬忍、細野晴臣、内田勘太郎、オレンジ・カウンティ・ブラザース、キセル、東京ローカル・ホンク、友部正人、THE SUZUKI、あがた森魚です。
2台のトレーラーの荷台がステージとなっていて、バンド・ステージ、アコースティック・ステージで交互に演奏が行われます。それにしてもゆるいです。皆、草の上に座ったり、寝転んだりして音を楽しんでいます。飲んだり食べたり、運河や対岸の工場を眺めたり、まったりとした時間が過ぎて行く感じです。このゆるさは、2回で終わってしまった狭山のハイドパーク・ミュージック・フェスティバルにも似ています。
青空のもと、心地よい風を感じながら、ビール片手に細野晴臣の演奏を聴けるなんて、幸せな気分です。しかもこのイヴェントのプロデューサーでもある久保田真琴と競演というありがたいものです。
音羽信のアシッド感漂う演奏が、派手なところはありませんが、いい感じです。この演奏を聴けただけで、わざわざこの島まで来たかいがあります。
京浜ロックフェスティバル2009暗くなってからの登場となった、鈴木慶一&鈴木博文のTHE SUZUKI+武川雅寛のハーフ・ムーンライダーズの「月夜のドライブ」にははまりました。月は出ていませんでしたが。昼間は暑いくらいに感じられたのに、海辺の会場は、夜になると、無茶苦茶寒くなります。皆、着込みます。
最後はあがた森魚。鈴木慶一、鈴木博文も参加しての「大寒町」には泣けました。あがた森魚、鈴木慶一は体をぶつけ合い、叫び合ったり。先週末はAunt SallyのPhew×Bikkeのライヴを見てきました。あがたとは阿木譲のヴァニティ・レコード繋がりでしょうか。
最後の最後は久保田真琴とあがた森魚の競演。午後1時に始まったこのイヴェントですが終わったのは8時45分。8時間近くやってたわけです。ゆるくて時間の長さは感じられません。でも進行はきっちり時間通りだったりして、ゆるさの裏側には気配りがあったように思えます。
帰りもバス。その後、川崎駅に異様に着込んだ、山から下りてきたような集団が現れることに、、、