ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

愛の才能


新宿タワレコでLovetune for Vacuum「Sopa & Skin」、Milford Grave「Percussion Ensemble」などを購入してから東中野へ。
ポレポレ東中野松江哲明監督「あんにょん由美香」を見てきました。
2005年に他界したAV女優、今でもどこかのB級C級映画館で主演作が上映されている稀有な映画女優林由美香が出演した韓国エロ映画「東京の人妻 純子」の真実を追求するドキュメンタリー映画です。「東京の人妻 純子」は韓国人監督のもと日本で撮影されるもので、出てくる韓国人俳優はなぜか日本語で、それもかなり怪しい日本語で、日本の描き方も間違っていて、いわゆるとんでもな作品で、変なのです。何故、林由美香はこんな映画に出演したのか、どのようにこのような映画が作られたのかを追うものです。
林由美香主演の映画ではいまおかしんじ監督「たまもの」が印象に残っています。郵便局員に献身的にお弁当を作りつづけるだけの不器用な女性を演じたものです。それ以前から林由美香の映像などは色々と見ていて、気になる女優ではありましたが、ふっと死んじゃいました。
一時「AV新党」(ABLE VOLUNTEER新党)を結党して参院選出馬かというのもありましたが、その記憶が薄いのは憲法9条改定と軍隊保持といった辺りが自分の想いと合わなかったからかもしれません。
あんにょん由美香」はすばらしいドキュメンタリー映画です。真実を追究する松江哲明監督自身のドキュメンタリーでもあるのです。
音楽は豊田道倫です。かつて豊田道倫の唄の歌詞の中にも林由美香が出てきていました。川本真琴が唄うほんとうのはなしもきゅんときます。「愛の才能」もきゅんときましたけれど。
上映後は松江哲明監督と日本でただひとり「東京の人妻 純子」のヴィデオを持つ人、北海商科大学教授の野平俊水のトークイヴェントがありました。