ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

仙川

仙川 JAZZ ART せんがわ 2009仙川では、6月12日から14日まで第2回 JAZZ ART せんがわが行われています。昨年に引き続き、今年も行ってきました。会場はせんがわ劇場と仙川アヴェニューホールと、移動可能な巨大屏風です。100メートルほど離れた、せんがわ劇場と仙川アヴェニューホールでは交互に演奏が行われ、行ったり来たりして見るというインドアな野外フェスな感じです。
今の音を色々と聴かれる貴重なイヴェントです。今日は坂本弘道スペシャルから見てきました。ウッドベースふちがみとふなとの船戸博史、ギターは桜井芳樹、そして酒井俊が唄います。穏やかにそして激しく楽器を鳴らします。この演奏では火花は飛びませんでした。
そしてドラびでおfeaturing灰野敬二です。セッティングが遅れていて開場が遅れていますと巻上公一自身も出て来て言っておりました。ようやく開場。既に一楽儀光と灰野敬二による演奏が行われるまま客入れです。演奏は進みますが灰野敬二のヴォーカルマイクの音が出ません。灰野自身が別のマイクに繋ぎ変え、ループで声を繋いで、演奏を建て直して行きます。その間に一楽儀光はキレたのかドラムセットを蹴散らかしてどこかに行ってしまいました。ということで、その後は灰野敬二の轟音ソロギター演奏となりました。妙な緊張感の演奏は短く終わりました。
八木美知依は21弦琴、17弦琴の演奏です。映画「殺しの烙印」の劇中歌「殺しのブルース」も。巻上公一も「殺しのブルース」をマーク・リボーや大友良英とやっていましたが、それとはまた違った、琴の音色なのか、唄声なのか、いかした昭和を心地よく演奏します。
吉田達也ルインズひとりというか、サンプラーを操りながらドラムを叩くルインズアローンです。文句なし、よし。
AGRA DHARMAはイクエ・モリ、ピアノシルヴィー・コルバジェ、巻上公一のユニットです。巻上公一テルミンを操りながらホーミーなど様々な声を聞かせます。イクエ・モリといえば、「No New York」にも収められている、かつてアート・リンゼイなどとともにやっていたDNAの印象が強く残りますが、今回は静かに穏やかにmacを操っています。音は鋭く空間に入り込んできます。