あなたは最後に何を聴きたいか

夕方からは近所の世田谷パブリックシアターで「浜田真理子LIVE 久世光彦マイ・ラスト・ソングを歌う」。ムーとか時間ですよとか寺内貫太郎一家とかとかとかの久世光彦のエッセイ「マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか」に綴られる歌への想いを浜田真理子のピアノと歌、そして小泉今日子の朗読で綴るという企画です。
浜田真理子の歌声には1stからCDでは聴き親しんで来たのですけれど、生では今日が初めてです。ばたばたしていて、行かれるかどうかも分からず、チケットも直前になってネットで買ったので席は3階席なのでした。世田谷パブリックシアターの2階席、３階席は切り立った壁にへばりつくようで、高所恐怖症の人にはお勧めしない、ステージを上から見下ろす感じです。
開演前の場内にはラジカセから昭和歌謡が流れています。会場の脇から小泉今日子がふらりと現れステージに客席と同じ様に設置された椅子に座り、演奏は始まります。1部は小泉今日子の朗読やトークを交えたもの、2部は浜田真理子のみで演奏というものです。企画のせいか心地よくもあるのですが、はまりすぎていて物足りなさも少々あり、妙に大友良英との演奏が聴きたくもなるのでした。