真実

地元の三軒茶屋では「三茶de大道芸」というイヴェントが開催されています。大道芸はかつて街の中に見られました。渋谷や新宿の駅で演じる大道芸人の姿を見たことがあります。路上に身を投じて演じ、そして投げ銭で彼らは生活の糧にしていたのです。
石原東京都はヘブンアーチストという大道芸人公認制度を作り、許可された者しか大道芸をしてはいけない、それも決められた場所で、ということにしてしまいました。許可を受けてやっている人をしばしば見掛けます。色々ありますが、面白味を感じることが少ないように思えます。街の中に彼らがいないような気がしてならないのです。「三茶de大道芸」も街の活性化を図るためのイヴェントで三軒茶屋では夏にサンバパレードとかもあり節操がないんじゃないの、などとも思いつつも楽しんでおります。
今日のお目当てはLes Apostrophesと加納真実です。Les Apostrophesはフランスのパフォーマンス集団でアコーディオンを弾く男性が、ハーメルンの笛吹き男のごとく街の人を引き連れて三軒茶屋を歩いていきます。その行く先々でパフォーマンスが行われます。
パントマイムの加納真実は、いつもの「恋人よ」、「長崎は今日も雨だった」、そして今回、初めて見る、恋と鯉を絡めたこれも傑作の「ひとり咲き」です。感動です。