ゆるゆるな日々 - はてダ版

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時代の未明から来るべきもの

時代の未明から来るべきもの今までの人生の中で心に残るアルバムを10枚あげよと言われたらBrigitte Fontaineの「ラジオのように」が候補にあがると思います。そもそも10枚を選ぶだなんて、恐ろしくてとてもそんなことは出来ませんが、、、
「ラジオのように」のライナーノーツを書いていたのは1978年に32歳でこの世を去った音楽批評家の間章でした。間章の名前を知ったのは雑誌「Fools Mate」だったか「遊」だったかは覚えていませんが、すでに伝説の人になっていました。ジャズに興味を持ち出したのもこの頃です。Derek Beiley、Milford Graves、阿部薫が私にとってのジャズだった訳ですから何だかなという感じです。本棚には死後にイザラ書房から発売された「時代の未明から来るべきもの」があります。
間章の生きた時代を辿る、ゆかりのある人々の証言で構成された青山真治の映画「AA」が仙台でプレミア上映されたそうです。灰野敬二、清水俊彦、副島輝人、竹田賢一、平井玄、近藤等則大友良英佐々木敦湯浅学らが登場するこの映画は7時間23分の大作です。東京では12月の公開だそうです。観に行っちゃうんだと思います。