ホテル・ルワンダ

三軒茶屋には三軒茶屋中央と三軒茶屋シネマという２軒の映画館があります。名画座、二番館といわれるロードショー公開が終わった作品を上映する映画館です。どちらも昭和を感じさせるたたずまいの建物で、スプリングの存在を感じるキューキューなる椅子も長い間、座っていると腰が痛くなりますが、それもまたそれで味わいがあります。この映画館があることが、三軒茶屋を離れられない理由のひとつとなっています。
三軒茶屋シネマで見逃していた「ホテル・ルワンダ - Hotel Rwanda」を見に行きました。アフリカのルワンダでは1994年、フツ族がツチ族100万人を虐殺したことを題材にしたものです。虐殺が行われる中、ホテルの副支配人が色々と機転を利かしホテルに逃げ込んでいた人々を救うという事実に基づいた話です。ルワンダに生活する人々にはそれぞれの生き方が、考え方があると思います。日本に生きるものとして、大量虐殺を見過ごしていたことが悔やまれるのです。