地下文化

宮沢章夫『「80年代地下文化論」講義』という東大駒場で昨年行われた講義の様子が収められた本が発売されています。ピテカントロプスの方にいた人が見た1980年代です。（まだ、途中までしか読んでいませんが、、）当時、ピテカントロプスの周辺は意識はしていましたが、少し違うとこに居た気がします。あの頃は、色々な情報が細分化、差別化され、ズレの中からヒエラルキーやものの見方が作られていた時代でそれを愉しんでいたと思います。この本の中で使われる「かっこいい」という言葉もこうした時代の中にあってのものでしょう。この講義に出てくる内容には無茶苦茶、懐かしさを覚えますが、今の人はどう思うのかとも気になります。差別化しつつも他者に理解はあったと思うのですが、最近は素直というますが、まじめと言いますか、異物に対して冷酷過ぎる気がするのです。
NHKで渋谷Apple Storeの店内で行われた向井秀徳、菊池成孔、小西康陽のライヴの様子を流しています。向井秀徳が鈴木慶一を意識していたような事を言っていますが、そうだったのですか?