ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

まだ見ぬ日常への案内者たち

世田谷美術館今日も暑い。晴れている訳ではないのに気温だけが高いという嫌な天気です。こうも暑いと、街行く人も思考回路が麻痺しているのかだらだら歩いているかと思うと立ち止まったり、思いも寄らない方向に動いたりで、いちいちそれらに対応してるうちに、こちらも苛々してきます。世田谷通りを人の多い都心とは反対に向かうバスに乗り出掛けることにします。砧町の停留所で降り、砧公園にある世田谷美術館で開催中の「クリエイターズ - 長大作/細谷巖/矢吹申彦 まだ見ぬ日常への案内者たち」。1960年代から現在までデザイナー、イラストレーターとして活動する三者の作品の展示になります。長大作は低座椅子などでも知られる家具デザイナー。デザインもすばらしいのですが、日常的に使う椅子が単純に欲しいと思うのです。新聞や雑誌の広告を中心に活動する細谷巖の1970年代の広告に懐かしさというよりリアルな思いがこみ上げてきます。今日の一番の目的は矢吹申彦の作品です。初期の作品でもある表紙を担当した1969年の創刊当時からの「ニュー・ミュージック・マガジン」や岡林信康ムーンライダーズはっぴいえんどあがた森魚などのレコードやCDジャケットとともに、それらのいくつかの原画なども見ることが出来ます。その時代時代の音を取り巻く様子が感じられます。