蘆花の雨

昨日、降った雪がまだ残っています。空気も冷たくきりきりとしています。
何か温かいものをと思い、桜上水駅近く甲州街道沿いのたかがという店で味噌ラーメンをいただきました。古式醸造味噌をブレンドしたという味噌の味が堪能できます。家庭的な雰囲気も、最近ありがちなそろいの制服の、男気というのか体育会系的とでもいいましょうか宗教的かもとか俺様的なのかといったラーメン店とは違う安心感があります。
久しぶりに千歳烏山へ。久しぶりというのは、以前、烏山には住んでいたことがあるからなのです。烏山といっても住んでいたのは、駅では千歳烏山と蘆花公園の間あたりではありましたが、、その烏山にはイカシェ天国という、タコシェなのかイカ天なのかと思わせる古本屋があります。かつて烏山ハウジングという不動産屋がありました。店主は川西杏（チョンソヘン）という人で、「蘆花の雨」「烏山音頭」といったようなレコードを出していて、その宣伝の看板を駅のホームなどで見かけて興味を持っておりました。名盤開放同盟関連で世に知られることになるのですが、後には同盟とは不和な関係にあるとか。その川西杏が経営するのがイカシェ天国という古本屋です。といっても1冊100円の古本が雑多に並べられていて、川西杏の唄が常に流れているという奇天烈な店です。店員もいません。買いたければ通りの反対側にある烏山ハウジングでお金を払うというものです。ちなみに烏山ハウジングの場所は以前とは違った場所になっていました。でも宇宙的パワー炸裂なところは当時とは変わっていません。