遠藤賢司 vs タワレコ
夜半から東京は雪が降り積もっています。三軒茶屋も雪です。
遅く起きてから、家の近くのASIAN SOULでエビの入っているレッド・カリーをいただきました。その後、キャロット・タワーに展望フロアに登り、白い雪で包まれた三軒茶屋の街並みを上から眺めてみます。東京は雪が降ることが少ないため、今日のような日の風景はいつもとは違っていて、わくわくします。寒いせいで家にいる人が多いのか、見かける人も少ないようなのですが、こんな時だからこそ外に出たくなります。
世田谷線、京王線で新宿へ。ディスク・ユニオンの中古センターに寄ってからタワレコへ。純音楽家である遠藤賢司のインストア・ライヴがあるのです。行ってみますとリハの最中でした。アコギ、エレキの調整を行っているのですが、タワレコのスタッフから音が大きすぎると言われているようです。階下のオッシュマンを気にしているようであります。
リハの後、一旦、奥に行き再度出てきたときには髪をセットしていました。髪の毛をくしゃくしゃに乱した感じになっていました。本番では遠藤賢司がひとりアコギ、ブルースハープで「夜汽車のブルース」、「宇宙防衛軍」、「不滅の男」を力強く演奏します。続いてグレッチに持ち替え「ビートルズをぶっとばせ!」、「東京ワッショイ」。大音量でやっちゃってます。でも、もっともっとやっちゃってという感じで聴いていました。
タワレコではようやく再発になったThis Heat、富樫雅彦、高木元輝の「ISOLATION」を購入。This Heatといえば衝撃的なジャケットの「Deceit」から叩き出される音塊を怖々聴いているうちに、あっちの世界の音に引き釣りこまれていったころのことが思い出されます。「ISOLATION」は連続殺人の罪で国家により処刑された永山則夫の見てきたであろう、いびつな風景をつないだ足立正生監督の「略称・連続射殺魔」のために録音されたものです。
その後、下北沢。古本屋幻游社を物色、アンジェリカで味噌パンとカレーパンを買ってから、バスで三軒茶屋へ。チェーンを巻いたバスのシャンシャンという音と振動が雪の日であることを感じさせてくれます。