寓話

暑いということもあるのでしょうか歩く様子も定まらず挙動の掴めない人達が街を彷徨う様に鬱陶しく想い、夏休みということなのでしょうか子供たちが街に溢れ奇声をあげていたりで実に見事に苛立たせてくれます。
食事をとろうと行く店がこの時期休みだったり、別の店に回ると矢鱈と混んでいたりでまともに食事も出来ないまま、御殿山の原美術館に行こうと五反田駅からバスに乗ろうとするのですが丁度出た後で、30分も暑い中、待たなければならず苛立ちは諦めモードに移行する次第なのです。


原美術館ではやなぎみわの「無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」展が開催中です。昨年から開始した「寓話」シリーズを中心とした展示です。少女のモデルに特殊メイクを施し撮影されたモノクロームの写真からは少女と老女により展開される不可思議な物語が感じられます。他にヴィデオ作品なども。
作品の魔力的なイマジネーションと邸宅を展示の場とした原美術館の佇まいに気持ちも癒されます。
御殿山からバスで品川、泉岳寺、魚籃坂を経由して麻布十番へ。南北線から丸の内線で新宿三丁目へ。ユニオンを回り、あれこれ買い物してから小田急で下北沢、バスで三軒茶屋、そして帰宅。