ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

肌の隙間

肌の隙間
渋谷へ移動して、タワレコへ。Klaus Nomiの1stが紙ジャケで出ているので購入。エイズで死んだ奇才Klaus Nomiですが、はかつてよく聴いていたのでとにかく懐かしいのです。Klaus Nomiの映画「Nomi Song」も上映されるようです。
そしてユーロスペース瀬々敬久監督の「肌の隙間」。この作品は昨年、ピンク映画として公開されていたものです。母親を殺したひきこもりの少年と自閉症の叔母の逃避行劇です。逃避行の中で社会に接し近親相姦に身を委ねていきます。あまりにも無垢なために現実はあまりにも過酷でその中で苦しむ様子は壮絶なものです。全編同時録音、現実音のみで音楽はなし。その簡素化されたスタイルがより痛みを伝えてきます。逃避の経路が地方の田舎街から、ホームレスの住む隅田川沿い、そして銀座へと中央に向かっていっているのが興味深いです。
ほのぼのだらだら、そして重く痛い、そんな一日なのでした。
オペラ・ロック(紙ジャケット仕様)