JAZZ ART せんがわ

JAZZ ART せんがわに今年も行ってきました。1day チケットで。
昨年はこのチケットで関連してライヴが行われるKICK BACK CAFEやJenny's Kitchenも観られたと思うのですが、残念なことに別料金になっているようです。不破大輔の演奏とか観たいものもあったのだけれど時間の関係もあり、ふらりと観に行くこともできなくなって、残念なのです。無茶苦茶、残念です。
JAZZ ART せんがわは毎年、システムが変わっているので今後に期待したいものです。
さてさて演奏なのですが、観たのは公募者による自由即興。巻上公一はデレク・ベイリーのCompanyの様式とか言っていましたがランダムに組み合わされた奏者による演奏は面白い。巻上公一や坂本弘道などが交じると音が豹変する。これが無料で観られるんだよ。
会場だけじゃない。JAZZ屏風と称したステージが仙川駅の周辺に現れるのです。仙川駅前での庄田次郎の演奏を見逃したのは残念だったな。駅の前の木にはヒッチコックを思わせるような鳥の集団の五月蝿いくらいのさえずり。これまたJAZZ ARTっぽくていい感じ。
倉地久美夫、菊地成孔、外山明の演奏。奇妙な倉地ワールド、もっと聴きたかった。菊地成孔はピアノも弾いていた。外山明の叩き方は惚れる。課題曲「ラブストーリーは突然に」もこのトリオで聴くことが出来ました。
ペットボトル人間。変拍子が堪らない。是巨人とか、最近、こんなのばかり聴いているかも。これからが楽しみな人達です。
坂田明+ジム・オルーク+山本達久+高岡大祐とかはもう凄いの一言です。ジム・オルークは憑かれたように身体を揺らしギターを掻きむしるかのようん轟音を奏でます。山本達久がまた絶妙に素晴らしい音を刻みます。
アンコールも含め一時間強、素晴らしかった。しばし、放心。