楕円重力演奏会

浅草、仮店舗で営業中の桃タローで焼きカツ。

そして、アサヒ・アートスクエアで、大友良英 ダブル・オーケストラを観てきました。一般公募も含めた100人程の演奏家による演奏です。
会場では二つの指揮台と向かい合うように演奏家も二つに分かれています。というわけでダブル・オーケストラなのです。大友良英、飴屋法水、近藤達郎、Sachiko M、OLAibi、芳垣安洋が演奏家として参加しつつ、その中の二人が指揮者となり、演奏を繰り広げます。見る人は演奏家と指揮者の間とか周りの床に座ったり、あるいは立ち見で演奏を聴くことになります。
指揮者が出す指示に演奏者が応える即興音楽、二人の指揮者との即興の絡み、それが二つのオーケストラの絡みとなり、ひとつひとつの音が立ち上がり、響きとして絡み合う衝撃的な瞬間が何度となく生まれる、実に愉しく面白いものでした。奇跡の音楽です。指揮者を4人にしてみたり、素人を指揮者にしてみたりしていましたが、それで様々な音の響きがまた生まれてきます。
指示は指や手の動きと色のカードによって行われます。指が3本だと長い音、グーだとノイズ（だったかな）、あと他の指揮者に従うとかの決め事がコピーされて配られているようです。色のカードは、弦楽器のみとか、打楽器のみとか、指された人とかになっています。コブラよりは簡単でしょうか。演奏者の中には向島ゆり子の姿も見られます。
休憩中にtwitterを見ていて知ったのですが、この様子はustでも配信されていたようです。指揮台の近くに座っていたので自分の姿も含めて配信されているかと思うと落ち着けなかったのですがが、後でustの録画を見てみたら立ち見の人に影になっていて映ってなかったようです。
JAZZ ART せんがわでは大友良英部隊のコブラもあります。これもまた楽しみです。