ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

大野一雄

Crying LightamazonからAntony & The Johnsons「The Crying Light」が届きました。ジャケットには使われているのは、100歳を超えて今でも舞踏家である大野一雄が男娼を演じるモノクロームのポートレイトです。こんな強烈なオーラを放つCDジャケットを見るのは久しぶりのような気がします。強烈なのは大野一夫の存在の方なのかもしれませんが、これをジャケットに選ぶAntonyもまた凄いです。
先日、購入したLou Reedの「Berlin」を生演奏で再現したアルバム「Berlin Live at St. Ann's Warehouse」にもAntonyは参加しています。アンコール曲で披露される「Candy Says」の憂いのある歌唱には脊髄がぞくぞくとします。今回のアルバムでもトランスジェンダーの心の叫びが感じられます。オーケストラをバックに妖しく歌います。泣きたくなる名盤です。