ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

アリス

昼は東銀座の萬福でチャーシューメンをいただきました。これが東京のラーメンなのでしょうか、しょう油味のシンプルなスープです。最近は複雑な味のラーメンが多いのですが、このような素朴な味がやたらと身体が欲する時があります。チャーシュー、ナルト、ネギ、ほうれん草、メンマという基本的なトッピングに卵焼きが加わるのがご愛嬌です。
そのあと、銀座松坂屋の裏手にあるヴァニラ画廊でLouis Fleischauer & Karen Hsiao「Invocation of Desires」展。Louis Fleischauerは皮や骨、花、血そして自身の皮膚などを使用して作品を作成する彫刻家です。今回の展示ではレザーのコルセットやマスク、貞操帯などボンデージな品々が並べ、吊るされております。ゴスです。Louis Fleischauerはパフォーマーでもあり、作成したコルセットを身につけさせ肉体を変貌させるということをやっているようです。今回も展示に合わせてパフォーマンスが行われたようですが、どんなものだったのでしょか。それを写真にとるKaren Hsiaoの作品も合わせて展示されています。
種村季弘のご子息がオーナーを努めるスパン・アートギャラリーで「アリス幻想」展上田風子宇野亜喜良トレヴァー・ブラウン金子國義鳩山郁子丸尾末広山本タカト四谷シモンら26名の作家により描かれ、作成された様々な「アリス」が展示されています。それぞれの作家の力とともに「アリス」が喚起させるイマジネーションの奥深さを感じます。
リトルモア地下中野に移動して中野ブロードウェイタコシェで名古屋の見世物を特集する見世物学会の学会誌「見世物 4号」、エリック・サティの音楽が耳に残るルイ・マルの「鬼火」の主人公のモデルともなったジャック・リゴーの「自殺総代理店」、Onnaの「方羽」、Kim Doo Soo「10 Days Butterfly」を購入。
そして原宿に移動して、最近、使われている様子のない皇室専用ホームの向かいにある梅佳代の写真が何枚も並んでいるリトルモアの地下にある、そのままのリトルモア地下で今年、2月に亡くなった渡辺和博の回顧展といってもいいのでしょうか「ホーケー文明のあけぼの」展を見てきました。1980年代というあの時代を懐かしく思ってしまうものばかりです。