ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

東洋キネマ

地上げ屋―突破者それから (幻冬舎アウトロー文庫)三軒茶屋TSUTAYA「暮しの手帖」4世紀31号「東京人」no.249を購入。
暮しの手帖」では文化鍋を特集しています。普段はSANYOのおどり炊きでご飯を炊いているのですが、文化鍋で炊いたご飯に妙に魅かれます。
「東京人」の特集は「神田神保町の歩き方 2008年版 なくなったもの、生まれたもの」です。神保町にかつて東洋キネマという映画館がありました。昭和初期の無声映画時代に建てられたそうですが、見かけたときにはすでに映画館としては営業はしていませんでした。藤森照信が著書でダダイズム的とも書いていた奇妙な建物でしたが、気がつくといつのまにかなくなってしまっていました。神保町には最近では、神保町シアターというこの街には似つかわしくない、東洋キネマのそれとは別の意味で奇妙な建物が建っていて驚かされます。
神保町でなくなったものというと、先月、閉店してしまった地方出版社の本、マイナー出版社の本、ミニコミを置いていた貴重な本屋、書肆アクセスがあります。この「東京人」の特集はなくなってしまったこの店のことを語りかったようにも思えます。閉店と言えば、渋谷宇田川町にあるCISCOリアル店舗が閉店となり、ネットでの販売のみとなるそうです。あたりまえのようにあったものが、いつまでもあるというわけではありません。