湧水

瀬田の旧小坂邸を訪問。ただで入れます。外観は和風ですが、中は和室だけでなく洋室もあります。ここでちょっと休息。立派な庭に面した廊下では、座ってお茶くらいは飲んでもいいようです。
ここは国分寺崖線の起伏を利用した庭がすばらしいのです。鬱蒼とした木々の間を降りていくと湧水が湧き出ているのを見ることができます。
旧小坂邸の前の馬坂という急な坂道を下ると静嘉堂緑地と言われる森があり、ここでも湧水が見られます。坂を上っていくと静嘉堂文庫があります。岩崎家別邸だったところだそうです。この辺はお屋敷が多いようです。静嘉堂文庫では「書斎の美学−文房具の楽しみ」という古い硯や筆、水滴、書鎮などの展示がおこなわれておりました。
国分寺崖線を辿って上野毛の東急の五島慶太のコレクションをもとに開館したという五島美術館を訪ねます。ここの庭園は国分寺崖線の急な傾斜地を利用したもので、ここでも湧水を見ることができます。紅葉の時季であれば素晴らしい光景が見られたことと思うのですが、いつになったら紅葉になるのでしょうか。このまま冬を迎えることもなくまた夏になってしまいそうな気もする陽気です。
等々力、自由が丘を経由して帰宅。