市ケ尾

三軒茶屋から普段とは逆の方向の電車に乗り、市ヶ尾で下車して青葉公会堂へ。青葉公会堂で渡辺文樹の監督作品の上映会が行われているのです。
右翼の街宣車が住宅街を走り回っているのが見えます。青葉公会堂の入り口の前では神奈川県警の制服、私服の人達が大勢並んで出迎えてくれています。チェックされているのが判ります。彼らは右翼の行動を押さえる事だけのためにやって来てるのではないのでしょう。面倒なことになったらやだなと思いましたが、面倒なことにはならず建物に入る事ができました。建物に中にも、上映会場の中にも公安の人々はいて、きっちり監視されて映画を観る事になります。観客よりも右翼の人々、そしてそれ以上に公安の人々の方が多かったのではと思われます。
「腹腹時計」、「罵詈雑言」を観てきました。渡辺文樹による解説の後、上映が始まりました。映写機を操っているのも渡辺文樹です。受付は渡辺文樹の奥さんです。「腹腹時計」は天皇暗殺を伏線とした愉快痛快なアクション映画でしょうか。「罵詈雑言」の原発の村で隠蔽される若者の死にまっとうに真実を求め突っ込んで行く様子が滑稽で爽快です。上映後は拍手。