駒込大観音

上野から日比谷線で三ノ輪へ。荒川線三ノ輪橋駅の近くのおばちゃんおじちゃんの空気が濃すぎる商店街にある南千住の砂場でとろろそばをいただきます。変に気取りがない親しみやすい店です。でも店内に何気に飾られるおもちゃやVANのシャツなどにこだわりがある事を感じられます。とろろそばもこだわりの一品のひとつなのだと思います。
三ノ輪からバスに乗って駒込へ。水族館劇場の公演「FLOWERS OF ROMANCE-花綵の島嶼へ」。会場となるのは駒込大観音の境内に設けられたテント劇場「風の栖」です。水族館劇場の芝居は、社会の境界を蠢く者達が時空の迷宮をあてどなく辿る物語と、それを演出するを水を使った舞台が感動的でこれまでも何度の足を運んでいます。今回の舞台はどうなるかと思っていると、水が飛び散る仕掛けとフラッシュライトによる演出は以前にもありましたが、幕間でステージをこんこんかんかんと作っては壊す、客席までも動いたりするなど仕掛がスケールアップしていくようです。
水族館劇場の芝居を観て思うのはまつろわぬものの居場所です。リアルな世界に目を移すと。芝居の中にもちらとでてきた宮下公園に渋谷区が球技場を作ることで、そこに暮らしていた人々が移る事を余儀なくさせられていたりしています。