大田黒公園

天気が良いので公園散策をすることにしました。三軒茶屋から渋谷、JRで荻窪、そして歩いて10分ほどのところにある大田黒公園。
住宅地に何気なくある公園ですが、入り口から銀杏並木の小径を抜けて行くと池を配した回遊式の公園が現れます。樹々の緑を抜けて行く風が気持ちのいい午後です。
大田黒公園は日本にドビュッシーやストラビンスキーを紹介した評論家、大田黒元雄の屋敷跡地なのだそうで、仕事場であった建物の中にある古い蓄音機やピアノが展示されているのを見る事が出来ます。
日本庭園ってやつは、自然の山川の風景をあるがままに小さな空間に再現させているものですが、その想いは現代のオタク気質にまで通じているような気がいたします。
荻窪から芦花公園へバスで移動。京王線で渋谷。そして三軒茶屋。
帰宅してから、頭士奈生樹「III」。曲によっては、渚にての柴山伸二と竹田雅子も演奏に加わる、今日のようなおだやかな日に聴くにはあまりにもはまりすぎる、優しく、はかなげ、それでいて毒も含んでいるアルバムなのです。