幽閉者

朝からの雨も上がったので浅草を散策してから、屋上の黄金色のオブジェが印象的なアサヒ・アートスクエアで映画「幽閉者」のサントラのレコ発ライヴ。主催はかつて四谷の禅寺、東長寺をベースに活動していたP3 art and environmentのようです。会場に入ってみるとホールの中心を取り囲むように円形状に機材が設置されています。椅子席がその外にありますが、機材に囲まれた中に床に直に座って聴くことも出来るようになっています。散策で多少、疲れていたこともあり、座りたかったので椅子で見ることにしました。
演奏は大友良英(ギター、ターン・テーブル、パーカッションなど)、秋山徹次(ギターなど)、飴屋法水(色々）、ジム・オルーク(ギター、シンセなど)、Sachiko M(サインウェーヴ)、ロードリ−・デイヴィス(ハープ)、ZAK(PA)ということで、5日前に観たばかりのカヒミ・カリィのコンサートとほとんど重なります。
「幽閉者」の映画監督の足立正生、佐々木敦、大友良英のトークが行われた後、ジム・オルークのギターによる映画のテーマである曲の演奏から静かに始まります。スクリーンにはエディットされた「幽閉者」の映像が映されています。ミニマルな音が出るものを使用した即興が繰り広げられます。映画「幽閉者」の極限状態を音で再現するような演奏です。
演奏後の会場内は、使用機材の写真撮影会のような感じになっておりました。ジム・オルークなどがどんな機材を使ってあの音を出しているのかは気になるところです。
会場で販売されていた先行発売20セット限定のブツを購入しました。それを観ながら今日の余韻に浸っております。