ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

懲役

ピアノの生演奏を売り物にしてきた73歳のバーの経営者が、ビートルズなどの曲を演奏させたことが著作権法違反の罪に当たるとして、東京地裁は懲役10月、執行猶予3年を言い渡したそうです。JASRAC職員が事前に生演奏には利用許諾契約を結んで使用料を払う必要があると告げていたにもかかわらず契約を拒否したためとのことです。確かに違法性はあったのかもしれません。
しかし丼勘定で著作権者に正当な徴収分配がされているのか不明な点もあります。今回の件にしても、客席数から請求額が算出されているようです。取りやすいところから取って行くやり口、そして今回のような見せしめのような行為、音楽をとりまく状況としては健全な姿であるとは思えません。JASRAC著作権保護の必要性を楯に既得権益の確保にやっきになって、音楽を聴く者も、著作権者をも不自由にしようとしている気がします。音楽を殺そうとしているのでしょうか。