ゆるゆるな日々 - はてダ版

はてなダイヤリー時代の日記を移行しました。新ゆるゆるな日々はこちら→ http://petsounds.hatenablog.com/

どんな銃口もひとつの思念を消すことができない

中野光座快晴です。でも無茶苦茶寒いです。「どんな銃口もひとつの思念を消すことができない―山岡強一虐殺20年に寄せて」という集会が中野光座で開催されるというので、ホットカイロを持って出掛けていきました。受付でもホットカイロをもらいました。中野光座は中野五差路にある元ピンク映画館だったところで、今では廃墟に片足を突っ込んだような建物です。一階には佐世保バーガーもあり行列ができていたりしますが、中はぼろぼろです。今日も暖房はなしです。
寄せ場」である山谷の労働者たちと、とりまく状況をとらえようと撮影を行っていた佐藤満夫が右翼ヤクザに殺害されました。山岡強一がその意思を引き継ぎ寿町、釜ケ崎、笹島、福岡など全国の寄せ場の労働者の様子をカメラに納め、映画「山谷-やられたらやりかえせ」を作成するのですが、1986年に右翼ヤクザにより射殺されこの世を去ることになります。(いずれも、背後には、、、)山岡強一が殺されて20年目に当たることで企画された「どんな銃口もひとつの思念を消すことができない」です。韓国伝統打楽、プンムルの演奏に続き、映画「山谷-やられたらやりかえせ」プロモーション・フィルムの上映、池田浩士、李珍景の講演があり、最後は蠱的態2006の演奏でした。大熊亘、篠田昌巳が中心となり映画「山谷−やられたらやりかえせ」の為に蠱的態として録音が残されています。今日演奏した蠱的態2006のメンバーは大熊ワタル、関島岳郎、桜井芳樹、中尾勘二、こぐれみわぞう、渡辺明子です。ほとんどシカラムータです。ちょこっとコンポステラです。「山谷−やられたらやりかえせ」の曲を中心に風の旅団にかかわる曲、「不屈の民」などを演奏。
それにしても、寒い。豚汁で体を温めます。午後2時開始、8時45分終了。
映画の中でも流れる蠱的態の演奏する「葬列による序曲」を聴くと、この曲を使っていた鳥肌実をどうしても思い出してしまいます。