光と影

午後、五反田からバスに乗り御殿山の原美術館へ。オラファー・エリアソンの「光と影 - Your light shadow」が開催中です。天井からつる下げられたオブジェに光を投射され、反射する光と織り成す影が美しい作品などが展示されています。
「Beauty」という作品が美術館の外に部屋が設けられ展示されています。暗い室内に天井から降らせた霧によるスクリーンに光が当てられています。反射する細かい光の粒に虹もかかり見入ってしまいます。ひんやりと冷たく湿った空気もあり、山の奥にでつれていかれたかのような気分になります。
原美術館は昭和初期の邸宅を美術館にしたもので展示品だけでなく洋風の建物を愉しむ事ができます。中庭もありカフェの併設されています。その庭もいいのですが、日本の庭園風の裏庭も良くて展示を見るだけでなく一緒に庭を見るのが好きなのです。今回の展示ではその裏庭が見えないようにすべて窓は覆い尽くされてしまっています。しかし、奥には「Camera obscura」という作品があり、暗い部屋の壁にはレンズが設置され、そこを通した光がスクリーンに映っているというものです。裏庭の風景がそのままさかさまに映されています。それもくっきりとしたものではなくボケ味が加わり幻想的に見えます。今日は穏やかな陽気で作品は止まっているように見えますが、時々風や鳥が木々を揺らしていくのが見えます。朝昼夕で形を変えるのでしょう。雪の降る日であった、また違った作品になっているのでしょう。
その後、高輪倶楽部周辺を散策。高輪倶楽部はかつて朝吹家の邸宅だったところです。立派な洋館が残されていますが、外からでは良く見えません。ウルトラセブンのロケにも使われたようです。
歩いていたら品川駅近くの京急のガードしたに出来た麺達七人集・品達のある場所に出ました。なので、くじら軒で支那ソバをいただきました。