おたく

恵比寿の東京都写真美術館でヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展「おたく：人格＝空間＝都市」。1970年の大阪万博が描いた科学技術によりもたらされる未来は色褪せ、今ではその想いが萌えと変遷する様子を作品化しています。電子機器に囲まれ漫画やヴィデオが積み上げられたおたくの個室の写真や模型、レンタルショーケースの再現、コミケで取引される同人誌、電気街からおたくの街に取って代わられた秋葉原の模型などです。美術館にしては妙に話し声が聞こえると思ったら、おたくと思わしき人が自らの知識を語りつくそうとする光景が見られます。これも展示の一部、、なわけないですよね。またもや仮想と現実？そもそも、おたくの世界は仮想が現実が交錯しているものでしたね。
この展示は前期と後期があり、先週までは前期だったのですが、内容は後期のフルオープンの内容の極一部のみが公開されたものなのでした。前期後期とあれば内容が変わるのかと思うのですが同じ料金とって一部見せるのが前期で全て見せるのが後期って何、それ、なのです。先週来たときに来週からフルオープンですがいいですかとは聞かれましたけど、わざわざ交通費を使い恵比寿まで行き、長い動く歩道を何度も乗り降りしたどりたどり着いたというのにただ帰るのもと思い見て帰りましたが、それだったら家を出る前にそう教えてほしかったですよ、、と、、石原には言いたいです。都民として。
東京都写真美術館で同時開催の「文化庁メディア芸術祭」を覗いてみましたが、入場料が無料のせいかどうかは判りませんがやたらと人が多くてゆっくりと作品を見ている状況でもないので、さくさく見渡しアンケートを書くともらえるという100ページほどあるわりと豪華な作品を紹介するブックレットだけはもらうことにしました。とりあえず不満だけはアンケートにコメントしておきました。
ガーデンプレイスで、少し前まではかつ好という名前だったのですが経営が変わったとかでとんかつ武蔵と名前になった店でロースかつ定食。かつ好時代はランチしか食べたことがないので比較はできませんが、脂身がおいしく食べられます。